タック少年と犬のスキップはある日、怪我をした白いトリを見つけました。彼はその白いトリを家へ連れて帰り、怪我の手当てをし、クックと名づけて世話をしてあげることにしました。チョコレートにバナナにソーセージ…何でもよく食べるクックはみるみる成長していきます。そして季節はめぐり、ついにタック少年を背中に乗せて飛べるほど大きくなったクックでしたが、ひょんなことから街じゅうが大騒ぎになって…。
奥付に「初版は1980年、小峰書店より刊行」とあるので、たむらしげるさんの初期の作品だと思われます。
ニルスのふしぎな旅を彷彿とさせる鳥に乗った少年の姿にひかれました。
でも主人公のタックが小さくなったのではなく、鳥のクックが大きく育ったのでした。
そして、犬のスキップも交えての空の大冒険。
行く先々で、かなりのドタバタ劇が巻き起こります。
ハプニングを面白がったり、俯瞰の絵の中にいろんな状況を見つけたり…。
文字が少ないので、1コマ、1コマ、じっくりと見て楽しみました。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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