赤いチョッキをきた小さいねずみくん。それから大きなぞうさんや可愛いガールフレンドのねみちゃん。
絵本の中で出会うと、何だかもう自分の友だちみたい。
それもそのはず、「ねずみくん」シリーズは今年で40周年を迎えるんですって!!
そんなねずみくんと仲間たちは、今でもやっぱり元気。またまた最新作31作目の登場です。
ねずみくんが見つけたのは「へんしんや」という看板。
小さなねずみくんも何にだってへんしんできるというのです。
ねみちゃんを驚かせたいって思っているねずみくんは、自分よりちょっと大きくて白い毛並みがチャーミングなあの動物にへんしんします。
「みんな ぼくに きがつくかな?」
さっそく外に出てどんどん歩きます。次々に友だちに会うけれど、
「みかけないうさぎさんだ。こんにちは!」
すごい、みんな気がつかないぞ。ねみちゃんも気がついていない!!
これはへんしん大成功のようです。
ところが、ねずみくんの後をずーっとついてくる子がいるようで・・・これは困ったぞ?
いつものように、お話は軽快にテンポよく進んでいきます。友だちもみんな登場します。最後はどうなっちゃうのかな・・・なんて、ちょっとドキドキさせてくれるのもお約束。これだから、みんなはねずみくんが大好きなんです。
でもね、今回よーくわかったのは、ねずみくんとねみちゃんがどれだけ仲良しかってこと。
なんだかうらやましくなっちゃいますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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