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平和なノーフォークの湖沼地方で,船が次々に流される事件が発生.なんとジョー,ビル,ピートらオオバンクラブの仲間たちが,犯人に仕立てられてしまいます.窮地に立たされた三人のために,休暇でやって来たディックとドロシアが探偵団を結成して,事態に立ち向かいますが…….シリーズ唯一の探偵小説.
ランサム・サーガ・シリーズ9巻目の「六人の探偵」!
ランサム・サーガが新訳でリニューアルしてから、読みたいなぁとずっと思っていたのですが、やっと読みました。
順番的には前後してしまいますが、まずは大好きな探偵ものから!
このお話は別のおはなし「オオバンクラブ」で活躍した少年たちのその後のお話なのですが、前の作品を読んでいなくても、1つの作品として十分楽しめます。
小さな町で、泥棒と船造りの息子としてそれよりひどい町のみんなの「船をいたずらで放流してしまう」という嫌疑をかけられたジョー・ビル・ピートの三人は、「オオバンクラブ」の仲間のトムやドロシア(ドット)&ディックきょうだいとともに、その嫌疑を晴らすため、探偵になるおはなし。
もう、最初の1章節を読んだらぐぐっつとお話に引き込まれてしまいます。
ジョー達3人はどんどん事件に巻き込まれて、どんどん自体は悪くなっていくのに、ドット&ディックの力を借りて、マズイ状況を逆手に、
子どもらしく考え、出来るところから犯人への糸口を見つけていく様子がまるで映像でも見ているように伝わってきます。
上下巻の<上巻>は探偵たちが動き始めるところで終わっているので、ドキドキしたまま早く下巻を読みたくなります。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子16歳)
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