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のどかな老夫婦の日常を一瞬にして引き裂いた原子爆弾。核兵器の恐ろしさをリアルに伝える世界的ベストセラー、新訳で待望の復刊。
イギリスの片田舎に住む善良な老夫婦の、原爆を落とされる数日前から、投下後命の灯が消える直前までを描いた作品です。
正直、普通の絵本と違いとても読みづらいです。1ページにぎっしり漫画形式に絵とせりふが描かれています。一方、戦争を直接感じさせる場面には、見開き2ページ使っていて、その不気味さには、背筋が寒くなります。読み聞かせではなく、自分で読まなくてはならない本です。
これを読んだ娘たちは、「政府の言うことに従って、きちんと家の中にいたのに、なぜ死んでしまうのか」と尋ねてきました。私は原爆の恐ろしさをちゃんと話たことがなかった事に気がつきました。もちろん、戦争体験者ではありせんが、自分が見て聞いて知っている、戦争の愚かさ・原爆の恐ろしさは語っていかなければならないとしみじみ感じました。 (たれ耳ウサギさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子13歳、女の子11歳)
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