
まっくろな体にぱっちりおめめ。子どもたちにおなじみのキャラクター、くろくまくん。 人気の「おはなし・くろくま」シリーズ9作目のテーマは、「遠足」です!
くま型のリュックにおやつをいっぱいつめて、くろくまくんは遠足に出発。 もちろん、あさママがつくってくれたおべんとうも入っていますよ。 迎えにきてくれたししさん(いのししさん)たちといっしょに「のっし のっし えっちら おっちら」 だいぶ遠くまでやってきて、池についたくろくまくん。 緑いっぱいの池のまわりを探検すると、虫さんが葉っぱを食べる音や、鳥さんたちのさえずりの声、いろんな音が聞こえてきます。 そのとき「ポキポキ ムシャ パキ」となんだか変わった音がしてきて・・・?
うすぐらい竹やぶのなかで、どっきりしたように目をまるくしているくろくまくんがかわいい! 怖さにふるえるししさんたちや、どっしり構えて表情が変わらないししさんにも、ほのぼのしちゃいます。 シンプルな線で描かれているけれど、くろくまくんたちのちょっとした仕草や表情が豊かで、ぐっとひきつけられるところが、子どもたちに人気がある理由かもしれませんね。
さて、奇妙な音はいったい何の音だったのでしょう? くろくまくんとししさんの遠足の終着点はどこになったのでしょう? 本を読んで、見届けてあげてくださいね。 最後は「きもちよさそう〜!」と思わず口にしてしまいそうなページ、そしてくろくまくんのとびっきりの笑顔が待っていますよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

くろくまくんは、ししさんたちと遠足へ。池のまわりで耳をすますと、虫さんがはっぱを食べる音、鳥さんの声、いろんな音がきこえます。その時、ポキポキ、ムシャ、と変な音が…。

おめめくるくるのくろくまくんのシリーズは、どれもかわいいです。
今回は、さわやかな、げんこつやまや葉っぱ池へのえんそくです。
イノシシ君たちと一緒に出掛けますが、とちゅうで、あおむしくんや
ことりさんたちにも出会います。みんなの音が、個性があってたのしいです。
そしてラストは、たくさんのパンダたちに出会って、一緒に天然の温泉に入りました。
楽しいできごとがいっぱいだったくろくまくん。 (ラムネ色さん 60代・じいじ・ばあば )
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