仲良しのこぶた「ぶー」と「とん」の前に、「ゆびぎつね」が、やってきて、
「ゆび・びゆー!!」
二人を「きょうりゅうらんど」へ連れていきました。
さっそく現れたのはティラノサウルス。ぶーと、とんは、慌てふためいています。それもそのはず、このティラノサウルス、他の絵本ではお目にかかれないようなちょっと特別な姿なのです。大きな牙が今にも噛み付きそうに口から飛び出しています。次のページでは、トリケラトプスの3本の立派な角が、こちらにグーンと突き出しています。海の中では、ティロサウルスの長い口が、ぱくぱく、ちょきちょき、う、動いてるー!?
実はこの絵本、指を使って遊べる絵本なのです。絵本に描かれた恐竜たちは、体の一部分に穴が空いていて、ページの裏側から指を出して牙や角や羽に見立てて遊ぶしかけになっています。牙は指を出して下向きに曲げて、翼はそろえた指をパタパタ動かして。指のセットのしかたは、最初にある説明ページを参考にしてみてくださいね。
お話に合わせて臨場感たっぷりに指を動かしながら読めば、指の恐竜にタッチする子がいたり、恐竜からつつかれちゃう子がいたり、これは盛り上がりそう!色付きの手袋を使っても楽しそうですね。
ページから「びゆー!」と出した指でコミュニケーションを楽しむ参加型絵本、ぜひ親子で、お話会で、「ゆび・びゆー!!」と楽しんでみてください。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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