|

プチキューは小さな小さな貝の子どもでした。いつもひとりぼっち、さみしくなるとエンエンエンと泣きます。ある日、一度も行ったことのないところへ歩いてみようと、したべろみたいな足をふみだしました……。

美しくて残酷なお話です。
海の世界に興味をもって旅を続けた、貝の子プチキューのたどり着いたところに死がありました。
出合った蟹と言い争っているうちに息絶えたプチキューを、蟹は食べてしまいました。
そして悲しみにくれるのです。
命とは何か、人生とは何か、考えさせられました。
でもプチキューはしあわせだったのではないかと思うことにしました。
こうして歴史は繋がっていくのでしょうね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|