ページを開くと、まあるい穴が2つ開いている!
そして右ページに、誰かさんの可愛いしっぽがちょろり。
「しっぽ しっぽ ぴこぴこ ぴこりん
だあれ?」
ページをめくると……
「にゃんにゃん ねこでーす」
まあるい穴が、ねこちゃんのおめめになりました。
このように、動物たちのしっぽが登場し、ページをめくれば2つの穴がその動物のおめめになる、というしかけが、続きます。
イヌやブタ、パンダなど、子どもたちに人気の動物だけでなく、しっぽだと思ったらタコさんのにょろにょろの足だったり、「ぎゃおぎゃお」とかいじゅうも出てきたり、意外性も面白い!
最後の真っ白いひゅるひゅるしっぽは……誰でしょう?
それは読んでのお楽しみ!
そしてこの絵本の最大の魅力は、何と言っても「2つの丸い穴」の使い方!
ページを開き、本を顔の前につけて穴から覗くと、本がお面になるんです。
穴は最初から最後までつながっているので、表紙を開いた状態で後ろからページをめくっていくと、いろんな動物のお面が次々登場しますよ!
大きさも子どもの顔のサイズにぴったり。ぜひお子さんと一緒に遊んでみてくださいね。
「読み聞かせ」と「お面遊び」、一冊で2つの楽しみ方ができる絵本です。
(洪愛舜 編集者・ライター)
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