秋田の由利ののはまの、夕日 なんて大きくて燃えているんでしょう。
迫力に圧倒されます。海に入っていく日は、まったくでかく銅のせんめんきを たてて ゆっくりと 池へしずめるみたいだ。
銅のせんめんき 私は、知っているので、細やかな表現に感動できます!
若い人や子供には、難しいでしょうね。
絵は、すごい迫力があるので夕日が沈むところなど胸がきゅんとなります。
こんな 夕日を眺めたくなります。
甚平と六兵ヱじいさんは、浜辺で出会います。 秋田弁もなかなか効果的ですね。
甚平がなんで海辺で走っていたか・・・
そして,六兵ヱじいさんが甚平に語る。 すごく説得力があり、「空をみろ甚平。空はでっかいど。空がくれていく。もうじき星がでる」
このシーンが本当にすばらしい!
涙がでる。
このように大人が子供に語ってあげれる大人がどれだけいるでしょう。 人生を語る・・・まさにそうなんです。
甚平は、良い大人との出会いがあり、これから彼が生きる上ですごく大切だと思います。
海に船を見た二人は,かくれ岩にぶつかると思いたき火で知らせる「かくれ岩があるぞォーッ! ひっかえせェーッ!」と甚平が叫ぶが・・・聞こえない。
じさまは、むねもやぶれるような 大声で叫んだ。
「か、く、れ、い、わ、だ、ぞォーッ!」
このときのじさまの、姿が心に迫るのです。
じさまは命をかけて叫んだんです。
じさまがたおれたのを見て、甚平ははしった はしった 心臓が口からとびだしそうにくるしく やぶれて さけて死んでもかまわないと思うほど・・・・
甚平の必死さ! 人間死ぬ気になれば すごい力がでるもんだな〜
しかし 甚平がお医者様を呼び見てもらった時、じさまは、息を引き取っていたんです。甚平の悲しさ・・・
大つぶのなみだがこぼれ、だまって手をあわせた。ああ〜じさま、生き返って欲しい!私も祈りました。
甚平は、じさまの言ってくれた言葉を忘れない。
きっと いつまでも じさまは、甚平の心の中に生き続け励ましてくれることでしょう。 (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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