馬車いっぱいに白い花を積んで、おばあちゃんに会いに行く少年。 「かたかた ことこと ぽっくり ぽっくり」 心地よいリズムに、爽やかなそよ風を感じながら、緑の丘や野を進んでいきます。 羊に囲まれたり蜂に追われたりしながら、おばあちゃんの家にやっと着いたら、あらあら、馬車のお花は…。 時間がゆっくりと流れる牧歌的な風景の中、あたたかく清らかな少年の心が伝わってきて、ほっこりとやさしい気持ちになります。
デビュー作『ぼくのべんちにしろいとり』につづく、葉祥明の第2作目の絵本。画業50周年を記念して久しぶりの重版です。
幼稚園の図書室にあり、幻想的な絵が目に留まりました。
おばあちゃんのために、花を摘んで尋ねていく少年の旅。一面緑の草のページが、春から夏の爽やかな風を運んでくるようです。
少年の、おばあちゃんへの思いやりの気持ち
おばあちゃんが遠くから訪ねてきた少年に対する心遣いに
こちらの気持ちまで和みました。
残念ながら、目立つところに置いておいたんだけど、
園児は誰も借りませんでした。。園児には地味だったのかな〜・・ (きゃべつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
|