吸血鬼の名門ドラキュラ家のおじいちゃんは伝統を守ろうと元気いっぱいがんばっていますが・・・・・・。やることなすことドジばかり。
『サンタクロースと小人たち』で、この作者の絵があまりに細かくて笑えてしまったので、借りてみました。やっぱり笑えます。この本には、ドラキュラの末裔であるワニ(どうしてワニ?)一家にまつわる話がいくつか入っています。夜中にいたずらをする癖のあるおじいちゃんが、ダンスのステップを書いた紙を宝の地図と間違えて広場を掘ったり、寝ると火を吹く竜を見つけて一家で飼うことにしたり……。話もおかしく、なおかつほのぼのとして、ムーミンやサザエさんと似通った雰囲気があります。生真面目な町長さんのキャラクターも良いです。家にパンケーキ用の血があったり、竜がチリ味の油を飲んでいたり、小道具を見ているだけで楽しめますが、字を読めない幼児にはわからないので(それでも面白がっていますが)★4つにしました。 (ホートンさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子5歳)
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