きがつくと、ぼくはげんこをふりあげている。それが、おかあさんがぼくをきらいな理由。ぼくの居場所は家にはない。
怒ったら無意識に手をあげてしまうくせと、叩かれそうになるとつい噛みついてしまうくせと、人と犬の違いはあっても、こうして見ると共通しているのですね。
そして無意識の行動って、心の奥に培われた潜在意識によっていることも似ているのですね。
たかし君とデンの悪いくせが治ったのは、理解と忍耐。
押しつけることや、決めつけることでは解決できないことでした。
ペットを飼うことは、ペットを通して自分を見つけることになるのかもしれません。
すこし理屈っぽいけれど、とても良い絵本です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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