新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

おおきくなりすぎたくま

おおきくなりすぎたくま

  • 絵本
作・絵: リンド・ワード
訳: 渡辺 茂男
出版社: ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 1987年
ISBN: 9784593561230

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出版社からの紹介

少年が森から連れてきたこぐまは、どんどん成長して村を荒らすようになり、村の人々は困り果てます。そこで少年は、この“おおきくなりすぎたくま”を森にかえそうとするのですが……。

ベストレビュー

くまの野生と心

セピア色の懐かしい絵本。文章もどこか昔の香りのする本です。
くまと少年の心のふれあいが感動的な絵本です。

くまの毛皮を家に干してあるのがステータスのような村。
なぜかジョニーくん(今の絵本でくんづけはないかも)の家にはそれがないのがジョニーくんの引け目。
それならと、自分で狩りに出かけたものの、こぐまに出会って連れ帰り飼うことになってしまいました。
それから出てくるのは成長するくまの食欲と獣としての行動。それでいながらジョニーくんとは心通い合わせているのです。
おおきくなりすぎたくまを、大人たちは殺そうとしないのが不思議でした。
きっとジョニーくんのくまだから。
ジョニーくんは、くまを遠くに連れ出し野に放そうとします。帰ってこなければ、だれかが仕留めることになるのかもしれない。
くまは帰ってきます。ジョニーくんのそばにいたいのです。
さいごにジョニーくんは、自分でくまを撃つことにするのですが…。

ハッピーエンドで終わるのがこの絵本の良いところ。
この絵本を見て思ったこと。
このくま名前はなかったのかな?(今の絵本では何か名前があるような)
キーワードになったかえでさとうっておいしいのかな?
それにしても、人の心がまだ純朴だった時代のお話だと思います。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子12歳)

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