ひっこしした日から、ロージーは変わった。新しい生活になじめなくてすっかりおこりんぼになっちゃった。みんなだいっ嫌い!そんなある雪の日、森の中でロージーはケガをしたウサギをみつけた。ウサギとのふれあいを通じてロージーが得たものは…。
引越し絵本と知らずに読みましたが、良い本でした〜。
引越し先でなかなか慣れられず、キィキィと家族にあたるロージー。
「なにもかも 気にいらない。みんなに、おこりんぼのわがままって いわれるように なっちゃった」
この一文と、張り裂けそうな顔で飼い犬に物を投げている女の子。それを見る家族の顔。
グッときました。
なにをするわけでもなく、当然のことをしながら見守る家族の温かさと、ウサギ。新しい地で出会った、自分を受け入れてくれる存在。
そこから繋がっていく出会い。小さなこと、なんですよね。
それまで白黒で恐怖だった風景が、友達が出来ると変わって見える。わかるわかる。
引越し先でなじめない子どもさん、そして大人の心に届きます。 (てぃんくてぃんくさん 30代・ママ 女の子8歳)
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