
野原の真ん中の一本の樹の下に「ふしぎや」と看板をだした家がありました。そこは、くまが楽器を売っているお店でした。雨のふり続くある日、男の子が訪ねてトランペットを手にすると、ふしぎなことが……。

不思議な楽器屋さんです。
楽器の音色でいろんなことができるのでしょうか。野原の中にポツンと立っているお店と葉祥明さんの絵が、不思議な世界を生み出しています。
選ばれた人が来るお店なのでしょうね。
絵本の前半は楽器屋さんの紹介でした。
後半はトランペットを吹く少年の話でした。
トランペットの音色は、思い切り息を吹き込んで出す、魂の音です。
きっと雨には似合わないことでしょう。
それとともに心が沈んでいては、音はなかなか出せない楽器でしょう。
トランペットを吹いたことで、少年の心も晴れ渡ったような氣がします。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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