ある犬の家族、ハッピーなパパがいて、ハッピーなママがいて、そんな二人の子どもがアストン。秋も深まるある夕暮れ、ママと一緒の買い物帰り、冷たい水たまりの中にある石をアストンが見つけ、かわいそうに思いそっと持ち帰る。その日からアストンはいろいろなところでさびしい石を見つけて……。
道に落ちている石を見つけては
「さびしそうだから」
「さむそうだから」
と 家に連れ帰り、御世話をしてあげるアストン。
大人にとってはなんでもない事でも、子どもにとってはとてもとても重要で大切なことって、意外によくあることなのかもしれません。
子どもの大切にしている 想い をそっと見守る両親の姿も、そして最後のオチまでもが、読むとふんわりと暖かくなる1冊です。
何度も何度も 読んで読んでとせがむ娘と一緒にほっこり読みました。
娘はその後
幼稚園でお友だちと作った泥団子を帽子のなかにハンカチをしいて
そっとそっと持ち帰りました。
そして
そっと 添い寝をするようにお昼寝をする姿を見つけて
この絵本が どんなに子どもの心に響くのか 寄り添うのかと
改めて感じた母でした。 (みぽみぽさん 30代・ママ 女の子14歳、女の子10歳、女の子5歳)
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