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精密なタッチのイラストが、ワイドページでも描かれております。味わい深い文と、ともに手元におきたい1冊です。
奥深い話だと思いますが、瀬川康男さんのきらびやかな絵と、話の展開に疑問を持ってしまいました。
目の不自由なお坊様の土左衛門は、何かとても悲しみと無念さを持って流れてきたに違いありません。
丁寧に埋葬し供養したとして、このようなお祭り騒ぎの木が生えてきたことが、素直には受け入れがたいのです。
お坊さんはきっとお礼が言いたかったに違いないのですが、何か村人に都合のよい功徳までは考えていないのでは…。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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