落とし物を捜しに、ひとり夕暮れの町へ飛び出した子ども。「早く見つけて帰らなきゃ!」薄暗い公園、不気味な路地裏、煙をあげる町工場…。いつもの町がひるまとは全く違う顔をみせていきます。子どもの頃の夜の怖気を思い起こすノスタルジー。
軽部さんは、杉山亮さんとコラボで作った「おばけ絵本」シリーズで知り、気になったので検索していてこの作品を見つけました。
まだ子どもたちには読み聞かせに使っていませんが、機会があれば、ぜひ紹介してみたいと思っています。
先日ボランティアのメンバーで選書していた時、みんなに読んだら仲間はみんな「怖い、怖い!」「すごくいいよ〜。怖くて」と盛り上がりました。
少なくとも、大人の聞き手にのツボにはハマる「こわい」作品です。
子どもたちに読むなら、小学校の高学年以上、中学生や高校生などにお薦めします。
いろいろな経験をしてこそ、この作品の持つおもしろい怖さが伝わってくる気がします。
そして、できれば繰り返し繰り返し見てください。
何度も捲るほどにいろいろ見えてきて面白さが増します。
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳)
|