「お月さまおしえて! ぼくのお父さんとお母さんはどこにいるの?」季節が変わり、村人たちは、リトル・ムーンをのこして出発してしまいました。いくつかの出会いをとおして成長していく男の子の姿を力強く描く。
インディアンの男の子リトル・ムーンは身寄りのない子どもです。
村の移動の際にも置いていかれ、弱々しいポニーとの旅が始まります。
空腹と寂しさが伝わってきます。
森で出会ったおばあさんと一冬を過ごし、
おばあさんから生きる勇気をもらったリトル・ムーン。
ラストの春への希望が清々しいですね。
インディアンのお話というとつい惹きこまれてしまいます。
インディアンの世界に何か本能的に共感してしまうのです。
ステレオタイプ的なインディアンの描かれ方が少し気になりますが、
インディアン・スピリットも感じられ、少年の成長物語としても
その素直な心がいとおしいです。 (レイラさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子11歳)
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