同じアパートに住むシシーとスースーは、赤の他人なのに見た目も行動もそっくりさん。 ある日スースーの大鍋が底なしになり、なぜかシシーの部屋とつながって…。 見知らぬ同士のそっくりさん二人が織りなす不思議なお話。
たぶん、子どもに読み聞かせてもあまり意味が分からないかもしれません。
大人が読んでいても、あまり意味は分かっていません。
水やりのバラランサは、同じアパートに住むそっくりなふたりのことを気にしています。あおいめのシシーとちゃいろめのスースー。
二人はやることなすことそっくりさん。
かける言葉もかぶっているぼうしもほとんどおんなじ。
(文中では青文字で書かれているのがシシーの言葉、茶文字で書かれているのがスースーの言葉)
ぶたをゆでようと出してきた大鍋。
おっこちたおちびさんの一人はなぜかすーすーのところからシシーのところへ。
シシーが鍋を覗き込むと、スースーの部屋に顔を出します。
描写も細かく、細部をいろいろと眺めているととても楽しいです。
お話もナンセンス絵本として楽しめますが、子ども向けではありません。
西岡兄妹の作品が好きなら、ぜひ。 (lazy_planetさん 30代・パパ 女の子3歳)
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