「チョウやカエルのように、わたしも好きなところに行きたい」のげしは、ずっとそう願っていました。おひさまに「わたしの光をたっぷりすったら、願いはかないますよ」と言われたのげしは、毎日花びらをいっぱいにひろげておひさまの光をすいこみます。ところがある日……。春風とともに大空を飛ぶ日までを描く美しい絵本です。
道端でよく見かける「のげし」を主人公にした絵本です。
芽生えたときから動くことのできない「のげし」。おひさまに「昆虫のように動きたい〜」と言ったとき、どんな答えをもらったのでしょか?
そして「のげし」は動けるようになったのかな??
娘もいつも見かける「のげし」もたんぽぽのような綿毛ができることを知って、白い花になるのを心待ちしているみたいです。
甲斐信枝さんの丁寧に描かれた、温かみのあるイラスト。
大人の私が読んでも、ほっとするような感覚を覚えます。 (おちゃちゃさん 30代・ママ 女の子4歳)
|