堀内さんの作品について書かれていたらいいなあと思いつつ、めくっていくと、始まりはラスコー洞窟の壁画で、「あれ?」といった感じでした。
その後、堀内さん関連の本を読んでからこちらに戻ってくると意外な感じは薄れて、いろいろなことに興味を持たれていた堀内さんというのが浮かび上がってくる気がしました。
堀内さんのご自分の作品に対する言及もありますが、子どものための展覧会などという楽しい企画もあり、見ていてその興味はつきません。
ブルーノ・ムナリやポール・ランドなどは、堀内さんの本を読んで知ったイラストレーターでした。
私が絵に対して造詣が深かったらもっと楽しめそうなのが残念です。
堀内さんの絵本だけでなく、その作品や堀内さんが興味を持っていたもの、好きな絵について知りたいと思った時にお薦めな一冊です。
そうそうこの本の帯には「官能」という言葉が使われていますが、それも堀内さん独特の感性だなあと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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