須佐之男(すさのお)の命(みこと)は、乱暴のあまり出雲の国に追われ、櫛稲田姫(くしなだひめ)がやまたのおろちのいけにえにされようとするところに出会います。
この絵本を図書館で見つけたとき
「あ、これ有名だよね。」
と、手に取りました。そういえば子供に読んだことないなと。
お話の内容も起承転結があり頭を使っておろちをやっつけてめでたしめでたしというパターンのため子供が喜ぶだろうな、と思って。
恥ずかしながらこの話が「古事記」に由来するもので日本の神話だということを私は知らなくて、日本の昔話だろうと思っていました。
案の定、この話は面白かったようです。
文もちょっと現代の言葉ではないような難しい言い回しがあるので、8歳の子は意味がわからないと言いましたが、絵があるのでニュアンスは分かります。
そして絵がすばらしいです。まるで掛け軸に描かれているような趣のある絵で上質な感じがします。それに迫力もあり、親子でとても気に入りました。
この本をきっかけに、シリーズのほかの本があることを知りました。その後、神話を読むことになった記念すべき本となりました。
このシリーズの中でまずおすすめなのは「やまたのおろち」です。 (AAさん 40代・ママ 女の子10歳、女の子8歳)
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