長崎県諌早湾の干潟にすむムツゴロウのお話。
長崎の諫早湾に堤防が築かれ、干潟がなくなるというニュースは、何年か前にニュースでも話題になりました。
これは、4年生の女の子が作った紙芝居をもとに絵本化されたお話だそうです。
「干潟」というもの自体、このあたりでは、あまりお目にかからないので、なかなかその様子というものが想像できないけれど、
それまで普通に生活していた干潟に住む生き物たちにとって、この堤防は、死刑宣告以外の何者でもないでしょう。
シオマネキの言葉「神様、あなたは人間だけの神様なのですか?」の言葉には、胸がつまるものがあります。
むったんの海は、みんなの海。
海も山も川も、すべての生き物たちが暮らしているこの環境すべては、みんなのためのもです。
私たちは、そういう思いを持っているだろうか?
ほんとにそれは必要なことですか?
子供と話するよいきっかけになる絵本です。 (たかくんママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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