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「わたし……アーネストにききたいことがあるの」セレスティーヌがためらいながら切り出しました。「わたしはどんなふうに生まれてきたの?」とうとう真実を話すときがきた、アーネストはそう覚悟を決めて……。捨て子という悲しいおいたちではあるけれど、アーネストの深い愛情に包まれて育ったことを知るセレスティーヌ。ふたりの幸せな関係が永遠に続くことを予感させる、シリーズ最終作です。
熊のアーネストとネズミのセレスティーヌ。
親子でもなく、ましてや恋人ではない二人の関係が、不思議でなりませんでした。
その謎が、一気にとけた一冊でした。
でも、「謎がとけてスッキリ」とはなりませんでした。
セレスティーヌの生い立ちが、あまりに辛い始まりだったので・・・
今の穏やかな暮らしが、いつまでも続くことを願います。 (なしなしなしさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子4歳)
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