|
とうげの うえの おおきな き。 そこには ももんがーと とりと いっぴきの きつねが すんで いました。
岸田衿子&中谷千代子コンビの絵本が復刊 ももんがー、小鳥、きつねは、峠のうえの木の住人。 ある日、番人役のきつねが捕らえられてしまいます……。 動物たちの交流を描いた、いっぷう変わった絵本です。
大きな木の近くに住むきつねととりとももんがー。
大きな木というすみかを中心としたコミュニティーのようにも見えて来ます。
きつねが捕まってしまうというアクシデントもありますが、仲間同士のつながりの深さを感じました。
どことなく牧歌的で、静かでのんびりとした空気感もありながら、おかしみも漂うそんな話でした。
岸田衿子さんと中谷千代子さんのコンビの絵本は意外に多く、お二人はお友達だったということもあるらしく、お互いの作品の世界観をよく理解しておられたのではないかと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
|