初夏、山里が新緑でおおわれるころ、ミズキは白い花が咲きおわると、たくさんの実をつけます。この実を食べにカメムシがあちこちから集まってきて、産卵と子育てがはじまります。この子育ての中で、カメムシは子どもを守るために、あの臭いにおいを発射します。脱皮を繰り返しながら成長するカメムシの生態を、じっくりと味わってください。
あの悪臭を知っている人なら避けたい絵本かも知れませんが、表紙の美しさに騙されて(?)ぱらぱらめくってみて、良かったです。
かめむしのあの悪臭には、ちゃんとした理由が有ったのですね。
これからは臭い思いをしなくて済むかも。
かめむしに、これだけの種類が有ることを知ったのも、大きな収穫でした。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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