我が息子もご他聞に漏れず、近所の工事現場をわざわざ見に行く程ショベルカーやダンプカーなどの「はたらくくるま」が大好き。
その魅力は一体なんでしょう。それはやっぱり「ひとめぼれ」?それとも働く姿のその迫力?
可愛いパワーショベルの絵の表紙。でも、シンプルながら車の持つ機能も的確にとらえています。これなら本物志向の乗り物好きキッズも振り向くはず。その上に題名が「まかせとけ」、いいですねぇ・・・もうその一言で頼もしい。
中を開くとパワーショベルの他にホイールローダやオフロードダンプカー(この正式名称もそそる!)が力強く働いています。
その重厚な見た目とは裏腹に動きは極めて単純作業。それでもどんどん大きな仕事をこなしてくのです。
この絵本はそんな「はたらくくるま」の魅力を正確に伝えながら、絵本としても美しくリズム感もあって心地いい。作者の意図されている通り「はじめてのはたらくくるま絵本」にぴったりなのではないでしょうか。
ちなみにこの絵を見てわかりますか?赤ちゃんママ達にも大人気「くっついた」「なーらんだ」の三浦太郎さんですよ。
小さな子供たちの気持ちにそって絵本がつくられる・・・これが実現できるってスゴイことですよね!
シリーズで同時に3冊出ています。他に「とどくかな」「よいしょ」。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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