町で、生まれて初めてかさを見たおじさんは、「なんてきれいで便利なものだろう」と、喜んで村へ買って帰りました。ところが何度かさを買っても、そのたびにぬすまれてしまい…? 小さな村を舞台にのびのびと語られる、ユーモラスなお話。第三回野間国際絵本原画コンクール入賞作、待望の復刊。
スリランカの小さな村が舞台のお話です。
5歳の息子、早速地球儀でスリランカをチェック。
傘がないこの村では、
バナナのはっぱなどを傘がわりにしています。
バナナの葉っぱを見たことがない息子は
??? な様子でしたが、
色あざやかな絵とストーリーにどんどん引き込まれていました。
なぜかどんどん盗まれていくキリママおじさんの傘。
いったいどんな展開になるのか、
親子でドキドキしながらページをめくりました。
そして最後現れた犯人は!?
意外な展開にとってもびっくりしたり、ほっとしたり。
おじさんの優しい心遣いにも触れ、
心温まるエンドで、久々にヒットの一冊にめぐりあえたと思いました。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)
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