子ども達に大人気の絵本が、大人数での読み聞かせにピッタリのビックブックになって登場です。
この絵本に出てくる王様は、身の回りにあるもの、食べるもの、何でもしりとりに並んでいないと気がすまないくらい、しりとりが大好きなのです。
そんな王様だから、食事の時間、家来たちはいつも大変。
「こんやは サンドイッチから たべるぞ!」と王様が言ったら、「サンドイッチ」、「ちくわ」、「わかめ」、「めだまやき」…と、しりとりになるように料理と作って、出していかなければならないのです。
しかも最後はいつも王様の好きな「プリン」と決まっています。もし、「ラーメン」なんかでしりとりが終わってしまったら、とたんに王様は怒って、暴れだしてしまいます。
そんな、王様をちょっぴりこらしめるために、家来たちは、ある朝ごはんのときに一計を案じました。
はたして、その策とは……?
しりとりは、語彙が増えてくる年齢の子どもが楽しみながら言葉を覚えていくのにピッタリの言葉あそびのひとつ。
しりとりに熱中している王様の姿は、まるで自分の友だちのように子ども達の目には映るのではないでしょうか?
絵の中には、食べ物以外にもしりとり順に並んでいるものがあって、指で示しながら「おうさま…まど…じゃあ、これはなに?」と親子でしりとり遊びをしてみるのもオススメです。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
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