新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

大型絵本 おじさんのかさ

大型絵本 おじさんのかさ

  • 絵本
作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!

税込価格: ¥10,560

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作品情報

発行日: 2003年
ISBN: 9784061322820

出版社からの紹介

雨がふったらポンポロロン。
佐野洋子の名作が、いよいよ大型絵本に。
ほのぼのとした中にも、深い意味が込められたこの作品は、大人にも子どもにも人気。
青の美しさが大型化でさらにUP!

ベストレビュー

大事にすることは悪くはない

傘を大事にするおじさんのお話です。

黒くてとても立派な傘を持っています。

ツヤツヤ光って杖のようでした。

出かける時は傘を必ず持っていき、

多少の雨ならこの傘を開きません。

だって傘が濡れるから。

雨宿りして傘を守ります。

どしゃぶりになったらどうするのかと

思っていたら、全然知らない人の傘に

入ります。やっぱり傘はさしません。

もっともっと大降りの日は家にいます。

傘を使いません。

公園で休むときは傘にあごをのせたりします。

雨が降ってきて、

小さい男の子にあそこまで入れてってと

言われても聞こえないフリをします。

傘は決してさしません。

その小さな男の子の友達が

私の傘に一緒にはいりましょうと

男の子を誘います。

雨がふったらポンポロロン♪

雨がふったらピッチャンチャン♪

この歌を二人はずっと歌っています。

おじさん思わず口ずさみます。

だんだんその歌が気になり、

とうとう傘を開きました。

本当に傘からポンポロロンと聞こえます。

長靴を履いている人の足元からピッチャンチャンと聞こえます。

子供の歌で一人のおじさんの人生観が

かわったというお話でした。
(ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子12歳)

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