
ティッチにはお兄さんとお姉さんがいます。ティッチのお部屋はとてもきれいに片づいています。それに比べて お兄さんとお姉さんのお部屋は散らかり放題。お兄さんとお姉さんへ「かたづけなさい」と、お母さん。ティッチはお兄さんとお姉さんのお片づけを手伝います。二人が遊ばなくなったおもちゃや、いらなくなった物を「それ、ぼくがもらうよ」と、ティッチはみんな、自分の部屋に運ぶのですが、いつのまにか、ティッチの部屋は、ふたりの部屋よりも、散らかり放題に。でも、なぜかティッチは満足そう。親としてはついつい「かたづけなさい」「もう遊ばないのなら捨てなさい」と言ってしまいがちですが、ティッチの満足げな顔と、普段の息子の楽しそうな顔とを重ね合わせて思わず笑ってしまいました。(企画広報課 T・S)

これは、子どもだけでなく、大人にも、片づけにはありがちだなあ、と思わず共感しました。時間がたったら、この物たちが、また移動するのかな…。絵が大きく、短く簡潔な文章で展開される物語は、オチもしっかりしていておもしろいので、小さな子どもさんも楽しめる絵本だと思いました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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