天気の良い日にお庭で自分のお気に入りのはんかちを洗う。これ、何だかとっても気持ち良さそう! そしてお日様の下、椅子に堂々と干されているくまこちゃんのはんかち。こちらも気持ち良さそうです。 子どもにはんかちを洗ってもらうのってちょうどいいお仕事かもしれないですね。 こんな良い天気でお庭のお花を見つけてしまったら、はんかちの水玉ちゃん達みたいにコロコロコロ・・・なんて事が本当に起きちゃってもおかしくない気がしてきます。 「そらまめくん」シリーズで大人気のなかやみわさんの新作は、ほんわか可愛い「陽だまり」の様な作品です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
くまこちゃんは、お気に入りの水玉のはんかちを自分できれいに洗って干しました。乾くまでの間、友だちのみいみちゃんたちと遊びに出かけた間に、水玉たちも遊びたくてはんかちから抜け出してしまったから、さあたいへん! くまこちゃんのお気に入りのはんかちはどうなっちゃうの?
なかやさんは子どもの頃、かわいいはんかちを集めるのが
好きだったのですね。そういう大切な思い出がこの絵本が
生まれたのだなあ。私も子どもの頃ではないですが、大きく
なってからお気に入りのはんかちを何枚も持っていました。
でも、そういえば最近は「タオルはんかち」ばかりです。
たくさんふいてもぐしょぐしょにならないし、アイロンをかける
必要もないし。娘が幼稚園に行くときに持たせているのも
全部タオルはんかちばかり。
タオルはんかちだってかわいいものはたくさんあるし、それは
それでいいのですけれど、でも、このくまこちゃんのように
薄くて軽くて小さな子どもでもじゃぶじゃぶお洗濯できて
そうしてかわいいはんかちがあれば、素敵ですよね。自分で
お洗濯することも覚えるだろうし、ひいては(自分でお手入れ
していれば)物を大事にすることも覚えるだろうし。
もっともっといえば、なかやさんのようにそれが大切な思い出
となって心にずうっと残るかもしれないし。
かわいいみずたまのはんかちをさがしてみようかな?
みずたまが逃げ出さないように、おはなもようのはんかちも
一緒にさがしてみようかな? (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子5歳)
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