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とんかちくんは頭がとんかちのさめ。なんでも叩いて壊してしまいます。のこぎりくんは頭がのこぎりのさめ。なんでも切り刻んでしまいます。嫌われもののふたりが出会い、大げんかがはじまろうとした、その時…。誰でも人の役に立てることを教えてくれる一冊。
何かと嫌われものにされるサメ。
ここでは、とんかち頭のとんかち君と、のこぎりの歯のついたのこぎり君。
サメの種類はよくわからないけど、そういえば、図鑑だかテレビだかでこういう形のサメを見たことがありますね。
ハンマーヘッドシャークと、のこぎりざめでしょうか?
形も怖いけど、暴れん坊で、乱暴物で、やっぱり海の嫌われ者の2人。そして仲も悪い。
でも...誰でもそうだけど、必要とされると、力を発揮するもの。
今まで武器になっていた2人のとんかちとのこぎりが、竜宮城建設にはかかせないものだったんです。
小さな魚や海の生き物がたくさん出てくるのが、子供には楽しかったみたい。
「これはヒトデで、これはタコで、これは何?」
ページをめくるごとに、生き物の当てっこ。
竜宮城を作る時に、大きいくぎは、はりせんぼん。小さいくぎは、うにのとげを使いました、っていうのも楽しかった。
以前、同じ渡辺有一さんが描かれた「ごあいさつごあいさつ」が子供たちのお気に入りでしたが、これも気にいった様子。
子供には親しみやすい絵なのかな。 (たかくんママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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