ぼくがラーメンたべてるとき、地球の裏側ではなにがおこってる?ぼくがおやつを食べてるとき、世界の子はなにしてる?遊んでる、働いてる、倒れてる・・・長谷川義史が世界の子たちへ平和への願いをこめました。
今回の東北で起こった地震と津波。
その津波の様子はリアルタイムで私たちにテレビは伝えてくれました。
学校から戻っていた息子を膝に抱きながら祈るような気持ちで
止めたいのに止められないあの津波の様子をただ見ていた。
刻々と流されてくる惨状。でも今私たちの周りは全く変わらない。
テレビを通さなかったらそれは遠い遠いところのこと。
でも今わたしは膝のうえの息子に、この出来事は日本のそれこそ
となりのとなりの…なんだと伝えてみた。
テレビの番組はどの局も一様に地震のことばかりで、子供たちにとってはあまりにショックであり、そこから逃げたかったらしく、「今日は楽しいお話をよんでもらおう」と寝る前の本を久しぶりに読むことにした様子。本も自分で選ぶという。何を選ぶのかな?と待っていたらこのほんを持ってきた。「えtt?これでいいの?」と思いつつ読んでいく。
今日日本で起こった大変な出来事。それがまさにこの本の言いたかったこと。それを何の難しい説明なしに子供は心にストンとおとしてその日は眠りについたのでした。
かれの心の中に丸い地球に吹く風が通り抜けた晩でした。 (あづりんさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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