アンナリーサはとってもしりたがりやの女の子。しりたい気持ちが芽生えると、いてもたってもいられません。ある日、お母さんしか絞れない魔法の牛のミルクを、こっそり絞りますが、お礼のキスをしなかったので、ミルクが出なくなってしまい…? 元気な女の子が巻き起こすゆかいなお話。
「キスなんかしないよ!」
絵本コーナーに行くと欧米の子供の生活が垣間見ることができる気がします。
「キスをしないこと」を題材にしている絵本が何冊も地元の図書館にありました。欧
米の子供たちは反抗期になるとキスをいやがるのかなと考えてしまいます。
今回紹介するのはアメリカの作品です。
しりたがりやのアンナリーナの嫌いなことは毛むくじゃらの牛とキスすること。
ミルクを出さなくなった牛のルオラにアンナがキスをするまでを描いた作品の中に
は、子供たちが持つたくさんの疑問が描かれてうきうきします。
子供たちに牛のことを話しながら読むことができたら楽しいかなとおもいました。
淡くやわらかい色の絵なのですが、一枚一枚が特徴的です。。
例えば一番初めのページ。
角度のついた構図の中で遊んでいる右側のページの子供たちとたちとお母さんのいる
左側のページがとても遠くに見えてきます。
子供がたくさん描かれる絵本で、一人ひとり違う特徴を持っているのも楽しいです。 (山口勲@演奏劇団True Dreamさん 20代・その他の方 )
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