原爆の開発から現在まで、原爆の全体像に迫る
広島で生まれて3歳で被曝をした著者が、生存者の証言をもとに、当時の広島の町の様子、人々の暮らし、広島市内の被曝状況、そして、原爆の開発から投下にいたることになった歴史的背景、核兵器の原理、放射線障害など、風化させてはならないテーマを多角的に描きました。画家・西村繁男が、実際の町を取材し、複雑な内容を克明な絵で、子どもたちにも分かりやすく仕上げました。「広島の原爆」の全体像を描いた科学絵本。
普段は、とても楽しいお話を書いていらっしゃる那須さんが、文章を書かれていることに非常に驚きました。
広島に住んでいた方だったのですね。
息子も、ちょっと驚いた顔で興味深げに、この真面目な絵本を見つめていました。
長い年月をかけて、作られただけに非常に高い完成度に驚きました。
大人にとっても、非常に興味深くじっくりと読むことが出来ます。
原爆体験者でない西村さんが、こんな細密画を描かれたことに敬意を表したいと思います。
相当に綿密に取材をしないと、こんな絵本は描けなかっただろうし、それだけ魂がこもっているのを感じます。
この絵本は、貴重な資料にもなる永久保存版です。 (はなしんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子11歳)
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