「ちきゅう このおおきなのりものにのって、ぼくたちは うちゅうをたびしている。」 地球について、宇宙についてのしくみを描く絵本。・・・とあるけれど、最初の一文の様に宇宙を旅しているような気持ちで読むと楽しめる絵本です。ポイントは作者が「科学専門の学者」ではなくあくまで「絵本作家」であるところかもしれません。 どうして昼間は明るいのか、どうして熱い夏や寒い冬が来るのか、公転のことについても説明しながら話しかけてくれます。 わかるような、わからないような?でも地球のスケール感やダイナミックさ、太陽の光や風など地球に住んでいる事の気持ちよさが凄く伝わってくるんです。そして気持ちが大きくなるというか、開放感を感じるというか・・・抽象的だけど何だかこの丸い丸い地球に興味が湧いてくる。そんな感じ。 地球についてちゃんと勉強する前に「地球ってこんな感じ。」と伝えるのにとても良い絵本だと思いましたよ。本のつくりもちょっと大きめでダイナミック!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「ぼくたちは毎日、宇宙を旅している……」自転や公転、引力など地球と宇宙の仕組みを、スケール大きな絵と言葉で学べる絵本。
「大きくなったら宇宙飛行士になるんだ」と
豪語している息子は、よく天体の本を読んでいます。
図鑑だったり、大人が読む専門書だったり。
でもやはり難しく、なかなか理解しきれないところがあったようですが、
この本はそれをすっきり整理させてくれたようです。
自転に公転、地軸に引力なども上手に図解してあり、それは感心するほど
です。この絵を使えばよりつっこんだ説明を付け加えるときにも便利だと
思います。
「ちきゅう。このおおきなのりものにのって、
ぼくたちはうちゅうをたびしている。」
出だしのこのフレーズは、
冒険好きの子供たちの心をぐっとつかんでしまうのではないでしょうか。 (ぽめらにーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子3歳)
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