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ある冬の夜,サルとワニとメンドリは,お月様に帽子,マフラー,手袋をあげようとします。でも,どうやって空の上まで届ければいい?オランダの世界的な絵本賞「金の画筆賞」2004年受賞。
ぼうしをふかくかぶったままで顔が見えずに「くらい、くらい」と言うメンドリ。(途中で帽子が取れます)
ちょっと太り気味のワニは、狭い入り口を出るためにプシュ〜ッと空気を抜き、外に出てから「フーッ、フーッ」と空気を入れてもらったり。
ネコが4つ足でピアノを弾いたり。
なんだか独特で不思議な空気が流れている絵本です。
寒そうなお月様に帽子をあげようとするやさしい3匹。
高い空の上にいるお月様になんとか届けようと工夫しますがうまくいきません。
最後のなかなかおもしろいアイデアで、無事お月様に届けることができます。
オランダ独特の空気なのでしょうか、ちょっと変わった物語です。
お話も長めですが、不思議な世界に入り込めば長さは感じないでしょう。
冬の寒い夜、お月様を見ながらこの絵本を読んで、子供と一緒に空想の世界へ入ってみませんか。 (kaoringoさん 30代・ママ 男の子3歳)
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