なぜ月にうさぎが見えるの?
森に仲よくくらすうさぎときつねとさるは、倒れていたおじいさんを助けようと、一生懸命食べものを探してくるのですが……。 未来に生きる子どもたちとすべての大人たちに贈るたくさんの愛がつまった物語です。
生きることは愛すること。世の中をよくするにも、戦争をやめるにも、愛があればこそ。人を幸せにするにも愛あればこそ。愛こそは想像力です。子どもたちに豊かな想像力を身につけてほしいのです。――寂聴
前に紙芝居で知ってはいたのですが、絵本で再読すると、絵が多い分だけ哀しさが倍加しました。
神さまが動物たちの気持ちを確認するためにと、うった芝居がうさぎをこんなにも追い詰めてしまったのです。
うさぎが生きていてこそ、それからを見据えることができるのに、自己犠牲を説話に持ってくるのは、ちょっと違和感があります。
ちょっと宮沢賢治の「よだかの星」を思い起こしました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|