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ぼくと弟が戦火を逃れ、おじいちゃんの家にきてから一年。おじいちゃんが亡くなり、ぼくたちはとうとう二人きりで生きぬくことに…。好評の『ぼくは弟とあるいた』『ぼくの家から海がみえた』につづく、黒海地方が舞台の3部作、完結編。
戦争を避けて、おじいちゃんの家に逃げてきた兄弟でした。
頼りのおじいちゃんが死んでしまってなんと心細いことでしょう。
でも、この絵本では、両親を待ちながらたくましく生きる兄弟が、明るく描かれていて、戦争が夢のようです。
出合いが良かったのでしょうね。
まるで実話のようです。
カタカナで表現される「テーセン」が印象的です。
その停戦がなされ、港に両親を迎えに行く兄弟でした。
両親と再会するシーンがないのでちょっと不安ですが、初めて流した涙が報われることを願いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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