ピーターラビットの生みの親ポターの決定版評伝。日記・手紙などの新資料で生の声を伝え、草稿やラフ・スケッチを通して創作の秘密に迫る。その生涯の全体像が今、明らかに!
ビアトリクス・ポターの一生が、時代背景や人間関係を交えて、克明に綴られています。
ポターに関する本はたくさん出ていますが、ポターその人をとことん知るには、この本を置いて他にないように思います。
あくまで客観的に、しかし情緒豊かに書き上げた著者はすばらしいです。
読み終わって、一篇の名作映画を見終えたような、大きな満足感に包まれました。
この本を読んでから、各作品との関係もよく理解でき、ピーターラビットシリーズの本を、より深く楽しめるようになりました。
ピーターラビットファンの方にも、またそうでない方にも、お薦めです。
ポターが暮らし、愛した、湖水地方を、いつか訪れてみたいです。 (あまたろうさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子8歳)
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