ピカソとその一連の作品「ポニーテールの少女」のモデルで、画家になる夢を実現した少女との物語。変わろうとする勇気を持つことの大切さを教えてくれます!
「ゲルニカの習作」や「悲劇」など、ピカソの色鮮やかな絵画や彫刻が10点登場します。
アンホルト夫妻の作品を集中的に読んでおります。
これは、ご主人のローレンス・アンホルト単独の作品です。
息子が先に一人で読んでいました。
私が「感想を書いてみたら」と言うと「これは難しいからいい」と言われました。
夫が、「この本は本当の話か?」と息子に聞くと、すかさず巻末を見せて「ほら、本当の話って書いてあるでしょ」と自慢げに話していました。
ピカソにポニーテールの少女を描いた作品があることは知りませんでした。
モデルになつったシルヴェット自身も後に画家になったんですね。
その背中を押してくれたのがピカソとの出会いにあったようなのですが、
それよりも何よりも私が驚いたのは、シルヴェットがピカソからもらった絵を売ってしまったことでした。
私ならピカソからもらった肖像画なら家宝にして代々伝えていきたいところですが、
シルヴェットは自分が画家を目指しているということもあり、他の人の作品には執着がなかったのかな?と。
この作品とは関係のないところで、そこに言及するかというところでもありましたが、
私自身はその成り行きにびっくりしたので、ここで書きました。
息子は、ピカソが実在の人物で、作品を見たのもこの絵本が初めてだったので、
良い美術の入口になったのではないかと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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