冬が始まると、朽ちれた木々のなかに昆虫たちがもぐりこみます。家々では、根雪をほって野菜を保管する室をつくります。人々も、生き物たちも冬を越すためにさまざまな工夫をします。やがて、本格的な冬を迎え……。冬の贈り物・雪がもたらす恵みを、生き物たちの営み、人々の暮らしをとおして詩情豊かに描きます。
寒さの中にも、北国のぬくもりが感じられる絵です。真っ白な雪景色なのに、日本の情景が目に浮かぶのは、私が心の中でふるさとを思っているからでしょうか?娘にとっては、単純に「虫の本」。雪の中に生きる虫たちを見つけて喜んでいます。雪は、すてきな冬の贈り物・・・人々にも、小さな生き物たちにも、自然の恵みを与えてくれるんですね。 (ガーリャさん 30代・ママ 女の子3歳)
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