夏、蚊に悩まされるのは人間だけではありません。海の生き物たちだって大弱りなのです! そんなときに登場してくれたのがたこのたこきち。みんなの苦しみを救ってくれるのです。浅沼とおる独特のユーモアがたっぷり味わえるこの一冊。最後まで読者の気持ちをひきつけることでしょう。親子で楽しめること間違いなしです。
海の仲間・・
まずはかもめが蚊にさされます。かゆくても背中がかけません。「たこきちくん背中をかいてくれ」
このかもめの目がとてもきもちよさそう・・・
次はなんと飛び魚。たくさんの飛び魚たちで8本の足をふるに使うたこきちくん。
次は亀です。
こどもたちからは「甲羅に蚊がさせるの〜?」との声。
次はくじら・・みんなであちこちかきます。「もうすこしうえ」「ちがう右」
みんなで蚊にさされたところを掻くとくじらさんの気持ちいい顔。
次はたこきちくん。でもちゃんと自分でかけるんです。
みんな「いいなぁ〜自分で、できて」
最後ななんと海です。
海の背中ってどこ??
でも「そこそこうーんきもちいい」で終わっているからみんなで背中の痒いところみつけたみたい。
かわいい。楽しい。ゆかい。
どんな年齢でも何度でも楽しめる絵本だと思います。 (とむままさん 40代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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