生まれたばかりの娘さんとのコミニケーションの中から生まれた絵本「くっついた」、そして「なーらんだ」。 たくさんの親子に「幸せな笑顔」を運んできてくれました。 そして待望の第3弾が出ましたよ!作者の三浦さんの娘さんも少し成長。 今度のテーマは「わたしの物」。 大きな茶わんが「パパの」、ちょっと大きな茶わんは「ママの」。そして小さい茶わんが「わたしの」。 嬉しそうに繰り返すその言葉。 物を所有する、という喜びにあふれている時期なのかもしれませんね。 そして身の回りにある色々な「わたしの」物を探していきます。 そんな小さな主張に耳をかたむけて創られたこの絵本、親子で嬉しそうに一緒に読む姿が目に浮かんでくるようです。 「大切なわたしの物」、そんな気持ちをいつまでも大事にしていって欲しいものですね。 最後にはやっぱり可愛いオチがついて。このシリーズのファンとしてはにんまり。 ちなみにウチの場合、パパの椅子がお気に入りの息子。毎晩、ご飯の時間の度に「ぼくがすわる!」「これはパパの椅子だ!」と争う二人、「わたしの」の気持ちを大事にしすぎた子どもと大人がここにいました・・・。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
わたしのいす、わたしのおちゃわん…。大中小に描かれた物の中から、ひとつひとつ”わたしのもの”を選んでいく楽しさに出会えます。幼い子どもたちの”自分の物を持つうれしさ、誇らしさ”そんな気持ちに応える絵本です。
絵は、シンプルでハッキリとしているけど、温かみがあります。
大きい小さいや、自分のもの人のもの、などの違いを知る2歳ころに、おすすめです。
『くっついた』→『なーらんだ』→『わたしの』→『よしよし』
保育園でのおはなし会では、赤ちゃんの成長に合わせて、読んでいます。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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