パリの街に、朝から晩までため息ばかりついている、アンティークのお人形がいました。長い間、こっとうひん店のショーウィンドウに飾られて、それはそれは孤独なお人形でした。お人形は小さな子といっしょに遊びたかったのです。ある日、感じのいい年とったご婦人が店にやってきて、ついに買ってもらえることになりました。ところが・・・
アンティークのお人形って怖い感じがして、私はちょっと苦手で
す、、、。
めぐりめぐって、マリーのもとにやってきたお人形。どちらも、願いがかなってよかったなと思いました。
ラフなタッチの絵が、フランスぽくておしゃれです。裏表紙のマリーのおだやかな横顔が印象的でした。50年も前に描かれた絵本ですが、色あせていないなと思いました。
お人形用のかわいいサイズの絵本まで、付いていました。かわいいサプライズです。 (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子11歳、)
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