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あるおかあさんのところに、ふたりの女の子がいました。小さな女の子は、べーロチカ、ちょっと大きな女の子は、タマーロチカといいました。ふたりとも、いたずら好きで、おかあさんのいうことをちっともききませんでした。海へいっても、森へでかけても、おるすばんをしてたって、ふたりがそろえば、いつも騒動がもちあがります。おかあさんにしかられても、「あした」になれば平気です。楽しいロシアの幼年童話集です。
この本も名古屋市立図書館のおすすめ幼年童話70にありました。
女の子のお話だし、息子にはどうかな?と思ったら、女の子でもこの子たちは、お母さんの言うことを聞かないやんちゃな女の子たち。
海で泳がない約束をしても勝手に入ってしまうし、きのことりに行けばおかあさんとはぐれるし。
いいのかな?と思うことばかりしているのでハラハラしました。
極めつけは、おかあさんの留守中にテーブルクロスにしみをつけてしまうし、詳しく書けませんが、その後もドタバタしています。
これっておさるのジョージに似てなくもないと思いませんか。
そんな女の子たちのやんちゃぶりに大いに共感するところがあったのでしょう。
息子も楽しく読んでいました。
この子たちのおかあさんはいかにも大変そうと思うのですが、子どもたちへの優しい対応が心に残りました。
読んだ後、おかあさんっていいなと思いました。このおかあさんは素敵だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
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