リーラちゃんは夏が大好きです。なぜって暑いけれどすいかがいっぱいあるから。でもある日すいかをたくさんあわてて食べて、たねまでのみこんでしまいました。すると、兄さんが「種を飲み込むとおなかの中ですいかがなるぞ。」というのです。リーラちゃんは、本気にして、それからすいかを食べません。そんなあるひ、大きなおなかをした女の人を見かけます。その人は、妊婦だったんだけれど、リーラちゃんは、スイカの種を飲み込んだんだとおもいます。リーラちゃんは、その女の人も自分も心配になり悩みます。あるひその女の人が家の前を通らないので、その人の家に行ってみると、赤ちゃんが生まれていました。そこでやっとリーラちゃんは、兄さんにからかわれたことを知ります。最後は、そのことをおばあちゃんに話すと、おばあちゃんが市場で一番大きなスイカをリーラちゃんに買ってくれたというお話です。2歳の息子は、とても心配そうにだまって話を聞いていましたが、赤ちゃんが生まれたところで、「なんだ、ぴよちゃん(わがやでは、胎児をこう呼びます。)だったのか」と、ほっとしたようにつぶやきました。とってもどきどきしていたようです。絵は、とてもアジアンちっくで、華やかではないけれど、本当に楽しく読めます。 (えみちゃんさん 30代・ママ 男の子2歳、男の子0歳)
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