ある冬の日、雪の女王に連れ去られた大好きなカイをさがしにゲルダは旅に出ます。いろいろな苦難とたたかいながら、そのまごころでカイを救うゲルダのけなげな姿が印象的です。
多くの人が知っているアンデルセンの有名なお話です。
とわいえ、私はこの年になるまで、絵本では一度も読んだ記憶がありませんでした。でも、お話は知っているので、たぶん子どもの頃子ども向けのアニメで見たのだと思います。
この絵本の絵は、私のだい好きなエロール・ル・カインですが、
カイを探しに一人旅に出たゲルダに優しく声をかけた魔女(雪の女王とは別人)!この顔どこかで見たことがある!なんか知ってるぞ。と、しばらく考えていて気づきました。
宮崎駿アニメの『千と千尋』に登場する“ゆばーば”にすごく似ていました。
もしかしたら、宮崎駿さんは、この絵本から、ゆばーばのイメージをもらっていたのかもしれませんね。
エロール・ル・カインの絵はとても丁寧できれいなのに、
なぜかカイとゲルダの顔は平たくてあまり可愛いと思える顔だちをしていませんでした。
(他のお話の主人公はいつもたいていきれいに描かれているのに、不思議です)
ゲルダのカイを訪ねる旅は意外と長くて、いろいろなところに立ち寄ったりします。1ページに書かれている文は多くて細かい字でした。
読み聞かせに使うには聞き手も、読み手もつらそうです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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